ICレコーダーの色々な機能(リニアPCM/ズーム/声だけ再生等)

ICレコーダー・ボイスレコーダーの機能

録音して、再生する。
ICレコーダー・ボイスレコーダーに求められている基本性能はいたってシンプルですが、最近の機種にはこれまで無かった様々な機能が盛り込まれています。
ここではICレコーダーの便利機能についてご紹介します。

 

リニアPCM録音

録音した音源を圧縮せずにデジタルデータに変換する方式を「リニアPCM」といいます。その特徴は、会話も音楽も「そのまま」の状態で残せるため、キレイで聞き取りやすいです。
一方、従来の「MP3」音源の場合、データは圧縮されるためどうしても音質は劣化するのが常でした。以前はMP3が主流の録音方式でしたが、現在ではリニアPCM録音搭載のICレコーダーが増えてきています。

 

ズーム機能

これまでICレコーダーをあまり使ってこなかった方は、ズームと聞くとカメラのズームを思い浮かべてしまうかも知れませんね。
ICレコーダーのズーム機能とは、「前方への集音性を高め、遠くの音を拾いやすくする機能」です。セミナーや学校の講義など、話す人や録音対象が遠くにいる場合にとても便利な機能です。

 

トラックマーク・インデックスマーク

再生時にデータ上の任意の箇所に目印(マーク)を置くことで、早送り・巻き戻しや頭出しなどで聞きたい箇所を素早く探せる機能です。ソニー製品では「トラックマーク」。オリンパス製品では「インデックスマーク」と呼ばれています。

 

シーンセレクト

録音する際のシーンを選択することで、最適な録音モードとなります。メーカーや機種にもよりますが、「会議」「講義」「商談」などのテンプレートが用意されています。

声だけ再生

再生時に「無音」の部分を飛ばしてくれる機能を「声だけ再生」といいます。長時間録音したデータを後から聞くときには大変便利な機能です。

 

ラジオ録音

FMチューナー搭載のラジオICレコーダーが、ソニーやオリンパスから販売されています。また、FMだけでなくAMラジオも聞けて、予約録音まで可能なICレコーダーもあります。このラジオ録音タイプのICレコーダーは、NHKラジオ英会話やラジオ中国語を勉強する方に特におすすめの1台となります。

 

最近のICレコーダー・ボイスレコーダーに搭載される様々な機能をご紹介しました。これらの機能が搭載されたICレコーダーは
【ICレコーダー・ボイスレコーダー 利用シーン別おすすめランキング】
に掲載しております。興味をもたれた方は、ぜひ一度チェックをしてみて下さい。