双眼鏡の倍率

双眼鏡

 

双眼鏡の倍率は、はたして何倍が適切なのでしょうか?

  • コンサート
  • 天体観測
  • バードウォッチング
  • 観劇・舞台(歌舞伎・劇団四季など)

 

利用シーン別に、最適な倍率とその理由をご案内いたします。

 

大前提:倍率が高いほうが良い、は間違い!

間違い
双眼鏡の倍率ですが、高ければ高いほうが良いと勘違いしていませんか?

 

手持ちで使える双眼鏡の倍率は8〜10倍が限度で、それ以上の倍率になると手振れの影響を受けやすく、取り扱いが難しくなります。

 

そのため、一流メーカー(Canon/Nikon/ペンタックス/オリンパス)の双眼鏡も8〜10倍のラインナップが多いです。

 

 

※ディスカウントショップや一部通販サイトで販売されている、倍率100倍などという双眼鏡には騙されないで下さい。
通常倍率で100倍なら、手で持てないほど巨大なレンズが必要です。ズームで100倍なら、ボケボケで何も見えません。また、もし100倍の双眼鏡が実現可能なら、上記の一流メーカーが販売します。


 

安心
双眼鏡の購入は、

聞いたことのある国内メーカーの双眼鏡を選んでおけば安心です!

 

双眼鏡の倍率:コンサート

コンサートで最適な倍率は8〜10倍となります。
手持ちで使える双眼鏡が、主にこの倍率までのためです。
手振れが心配な方は8倍、少しでも大きく見たい方は10倍がおすすめです。

 

ただし、東京ドーム等の大会場では、10倍でも物足りないかもしれません。
そんな時は、ズーム付きの双眼鏡もおすすめです。

 

【コンサート向け双眼鏡 おすすめはコチラ】

 

双眼鏡の倍率:天体観測

天体観測で最適な倍率は7〜12倍です。
手持ちで手振れせず、広い範囲が見られる7倍の大口径モデルが、専門誌などでおすすめされています。
※夜くらいところで使用するため、「口径」が重要となります。
40以上の口径があると、暗いところでも見やすくなります。

 

5万円くらいの双眼鏡と、三脚や一脚を組み合わせると見やすくなります。
また、手振れせずに快適に星を見たい方は、防振双眼鏡もおすすめです。

 

双眼鏡の倍率:バードウォッチング

バードウォッチングで最適な倍率は8〜10倍となります。
これも、手振れせずに手持ちで使える双眼鏡が、主にこの倍率までのためです。
ただし、近づくと逃げてしまうような遠くの鳥を見るためには、もっと倍率がほしいですね。
その場合は、双眼鏡よりも「望遠鏡」のほうが良いかも知れません。

 

また、よく動く鳥なら、防振双眼鏡で追いかけると手振れせずに便利です。

 

双眼鏡の倍率:観劇・舞台

観劇・舞台に最適な倍率は3倍〜6倍です。
演劇などでは、ステージ上で複数の演者が同時に動くので、倍率が高すぎると全体をとらえる事ができないためです。
そのため、双眼鏡よりもオペラグラスの方がより使いやすいでしょう(オペラグラスは双眼鏡よりも近い距離でピントが合うため)

 

劇団四季の四季劇場で座席数1,000前後。歌舞伎座で約1、800席ですが、いずれもステージまでの距離はそこまで遠くありません(コンサート会場と比べて)。
お芝居好きな方は、コンパクトで見やすいオペラグラスを一つ用意しておくと、色々な会場で使えて便利です。

 

【舞台・観劇向け双眼鏡&オペラグラス おすすめはコチラ】

 

利用シーン別に、双眼鏡な倍率をご紹介しました。
ぜひ参考にして、あなたにとって最適な双眼鏡を見つけてください。